動画配信が一般的になり多くの人が配信者に挑戦するようになって、「顔出しはしたくないけど自分も配信にチャレンジしてみたい」という人が増えてきました。
今回はそんな人向けにサービスされているラジオ配信アプリと、オススメの無料アプリについて解説したいと思います。
ラジオ配信はより気軽に配信にチャレンジできる上、PCで配信する場合にも機材のハードルが低く、配信初心者にもオススメのスタイルです。是非参考にしてみてください。
ラジオ配信なら顔出しなしでライブ配信ができる!
ラジオ配信の最大のメリットは顔出しの必要がないところです。
「顔出し配信だとメイクや着替えの必要があるから面倒」「表情を細かく見られてると思うと緊張してうまく話せない」「画像を勝手に悪用されないか心配」「リアルの情報は出したくない」といった人にはピッタリの配信方法と言えます。
静かな自室でラフな服装でのんびりと配信できるため、トークに集中しやすく長時間の配信でも疲れにくいのもメリットです。
リスナーも夜寝る前にスマホを枕元に置いたり、勉強や仕事をしながらのながら聴きがしやすいため、動画配信アプリに比べて気軽にリラックスした状態で参加することができます。
配信者とリスナーの双方がリラックスした状態でコミュニケーションができるため、動画サイトに比べてリアクションやテンションを無理に上げる必要もなく、ゆったりとした空間を共有できるのが魅力です。
ラジオ配信ができるアプリ4選
ラジオ配信にオススメのアプリを紹介していきます。ラジオ配信に特化したアプリだけでなく、動画配信用のアプリでも一部はラジオ配信によく利用されているので、合わせて考慮してみてください。
おすすめアプリ1:RadioTalk(ラジオトーク)
RadioTalkの最大の特徴はSNS要素をあえて少なくしている点です。フォローやコメントといった機能がなく、ライブ配信ではなく録音配信のみのサービスになっています。
そのため、配信者はリスナーの反応を気にして話す必要がなく、自分のペースでトークに集中することができます。
また、台本を用意して話すことができるため、話下手な人でも気軽に挑戦することができる上、トークの練習にもなります。
リスナー側の視点では、一時停止やバックグラウンド再生による「ながら聴き」など、自由なスタイルで楽しむことができるのが大きなメリットです。
手軽なのがメリットなRadioTalkですが、ライブ配信がないため「リスナーと一緒に盛り上がりたい!」という方には不向きです。
「配信者として有名になりたい」という人より、「ゆるくつながったコミュニティで自由に配信してみたい」という方にオススメのアプリです。
おすすめアプリ2:spoon(スプーン)
spoonはライブ感を重視したラジオ配信アプリです。
リスナーはリアルタイムでコメントを送ることができ、配信者がコメントに反応しながらトークを進めていくのが基本になります。
ライブで配信しながら、配信チャンネルを一つの部屋としてLINEのトーク画面のようにタイムラインでトークをやり取りすることができます。
他にも、「TALK」カテゴリというボイスメッセージ掲示板のような機能があり、配信者の問いかけに対してリスナー達がボイスメッセージを録音して答えていくこともできます。
spoonには投げ銭もあり、10スプーン(120円)を最小額として購入し、1スプーン単位で配信者に投げ銭することができます。
配信者は5,000スプーンから円に換金することができます。
「リスナーとやり取りしながらトークする配信がしたい」という方にオススメのアプリです。
おすすめアプリ3:ツイキャス
動画配信サービスとして有名なツイキャスでもラジオ配信ができます。
配信画面の中にある「標準」という表示をタップして配信モードの設定画面を呼びし、「ラジオ」を選択することで音声と画像だけで配信するモードに変更できます。
「動画配信が基本のツイキャスでラジオ配信をしてもリスナーが集まらないのでは?」と思われがちですが、ラジオならではの手軽さを求めて視聴するリスナーも多くいるので心配はいりません。
また、「動画配信でのリスナーからのよくある質問に答えていく際にラジオモードを利用する」「ラジオ配信からそのうち動画配信にも挑戦してみる予定で利用する」といった使い方もされています。
動画配信との連携を考えている人にオススメのアプリです。
おすすめアプリ4:YouTube
YouTubeでもラジオ配信の人気チャンネルは多くあります。
Youtubeの場合、ラジオ配信でも顔出し以外のライブ画像を流しながら放送するパターンが多く、人気があります。
有名なチャンネルだと、暖炉の炎やペットのハムスターを映しながらトークする配信などはリスナーも「みんなで横に並んで話している感覚になれる」と好評です。
1つ注意してほしいのがYouTubeのライブ配信の場合、スマホからライブ配信するには1,000人以上のチャンネル登録者が必要になる点です。
1,000人はかなりハードルが高いため、条件を満たせない方はPCで配信するか、動画投稿型で配信してリスナーにトークする場を提供するかたちがオススメです。
ラジオ配信は稼げる?収入の仕組み
気軽に挑戦でき、リスナーとのゆったりした空間が共有できるのが魅力のラジオ配信ですが、収入面ではどうでしょうか?
残念ながらラジオ配信は収入面では動画配信ほど稼げることは多くないようです。
まず、RadioTalkのような録音専門の配信アプリでは投げ銭機能がありません。
ライブ配信をメインにしたspoonなどでは投げ銭機能は搭載されていますが、大手の動画サイトに比べてリスナー数はまだまだ少ないのが現状です。
ただし、ラジオ配信は準備が楽なので回数をこなしやすいというメリットがあります。
そこで、ツイキャスやYouTubeのように動画配信と併用して利用できるアプリの場合、動画配信で集めたリスナーに放送頻度を上げる目的で利用するならトータルでの配信収入をアップさせるのに役立ちます。
収入面では動画配信には及ばないラジオ配信ですが、トーク一本で勝負ができます。
初心者のトークスキルの向上や将来動画配信に挑戦するために、動画配信サイトでまずラジオ配信から始めてリスナーを増やしていくのは良い手です。
「稼げなくてもいいから配信してみたい!」という方であれば、まずはラジオ配信から始めてみるのもおススメです。
ラジオ配信のまとめ!
まとめとしてラジオ配信のメリットとデメリットについて記載しておきます。
ラジオ配信のメリット
- 顔出し不要。プライバシーが守られる上、メイクや着替えなどの準備もいらない。
- 録音型のアプリ(RadioTalk)なら台本を用意して自分のペースでトークに集中できる。リスナーも一時停止やバックグラウンド再生など気軽に聴きやすい。
- ライブ配信型アプリ(spoon)でも配信者とリスナーの双方がリラックスした状態でやり取りできるため、トーク内容を重視したコミュニティが作りやすい。
- 動画配信アプリ(ツイキャス、YouTube)で動画配信のサブ配信としてリスナーとのつながりの強化。動画配信に向けたトーク練習とリスナー集めに利用することもできる。
デメリット
- 収入面では動画配信アプリに劣る。
- リスナーとの盛り上がり(ワイワイした雰囲気)を作るならリアクションの見える動画配信の方が有利。
メリットとデメリットを参考にして、「自分にはラジオ配信が向いてそうだな」と思った方は是非チャレンジしてみてください。
準備が簡単でプライバシーの心配のないラジオ配信なら今日からでも気軽にチャレンジできます!