インスタライブの視聴や配信中に、気付いたら残りの電池がかなり減っていたという経験はありませんか?
インスタライブを使っている間はバッテリー残量が確認できないため、気を付けないと途中でスマホの電源が落ちてしまうことも。
そこで今回は、インスタライブ中の電池消耗を抑え、節電しながらライブ配信・視聴する方法について取り上げました!
インスタライブ中の電池の消耗について
インスタライブ中に気になることと言えば、ネットワークへの接続に関することばかり。だからこそ電池の消耗を見落としてしまって、途中で電源が落ちてしまうのです。
急な災害に備え、電池残量はできれば50%以上、減りが早い人は70%はキープしておきたいところ。
では、インスタライブでは実際にどれくらい電池が消耗されているのでしょうか?
インスタグラム自体が消費電力が多い!
インスタライブは、SNSアプリ「インスタグラム」のストーリーズの中にある機能の1つです。なのでインスタライブをするには、インスタグラムアプリを開く必要があります。
ただ写真と動画がメインなので、インスタグラム自体が消費電力の多いSNSアプリとなっています。
しかもインスタグラムは、フィード・ストーリーズ問わず投稿された動画が自動再生される仕組み。
動画の読み込みから再生までを一括で行うため、動画の投稿があればあるほど、たくさん見れば見るほど電池の消費も早いのです。
インスタライブでどれくらい電池を消耗するのか
株式会社角川アスキー総合研究所では、インスタグラムを含めた各SNSアプリの消費電力とデータ通信量を調査しました。
画像引用元:ITmedia マーケティング「動画・音声配信アプリの通信量とバッテリー消費量比較――角川アスキー総合研究所調査」より
インスタグラムの調査では、定点カメラで配信した映像をリアルタイムで2時間再生。2時間後に計測した消費電力は次のような結果になりました。
Xperia1:24%
Xperia3a:29%
iPhone XS Max:37%
参考:「主要コンテンツ配信アプリの通信量/バッテリー消費量調査」~防災の日は、スマホの利用方法を改めて考える機会に~|PR TIMES
さらに筆者のiPhone11を使用し、充電100%の状態から60分間のインスタライブを配信したところ、1時間後の電池残量は85%になっていました。
新機種のスマホが出るたびに電池の持ち時間が改善されている中、新機種であるiPhone11を使っても1時間の配信で15%消耗することがわかりました。
写真撮影やゲームをしたり、他のアプリを開いたりとスマホを使う時間が長い人は、1日で最低でも50%まで電池残量が減ることが予想されるでしょう。
インスタライブの消費バッテリーを節電する方法
そしてインスタライブではスマホのバッテリーが減りやすいですが、他のアプリを使うとき、そしてスマホを使っていないときですら電池は消耗されていきます。
なるべく消費バッテリーを抑えて、スマホの稼働時間を長くしたいですよね。
そこで、特に電池の消耗が大きいインスタグラムとインスタライブでできる節電方法を解説します。
動画の自動再生を止める
インスタグラムで電池を大きく消耗させる原因の1つが、動画の自動再生です。ただ、2020年1月現在で、動画の自動再生を止める設定はありませんでした。
そこで対処法となるのが、次の2つです。
- 機内モードに切り替える
- ブラウザ版を使う
インスタアプリを開いてから機内モードにすればネット接続が切れるため、動画を自動読み込みしません。その代わり、フィードを更新するには機内モードを切る必要があります。
またインスタグラムのブラウザ版なら動画は自動再生されないため、SafariやChromeなどにインスタグラムのURLを入力してブラウザで開くと良いでしょう。
通知をOFFにする
インスタグラムから届く通知もスマホのバッテリーを消費しています。通知が多いほど消費量も多いです。
特に「いいね!」の通知は大量に届くので、インスタグラムアプリ、もしくはスマホの設定から通知をOFFにしましょう。
アプリからなら細かい通知設定ができるので、フォローやDMなど必要最低限の通知のみを残しておくのも良いでしょう。
インスタライブの通知設定についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
位置情報をOFFにする
インスタグラムでは自分が写真を撮った場所を共有する位置情報機能がついています。しかし、常に位置情報が稼働しているとバッテリーの減りも早いです。
インスタの投稿に場所をタグ付けするときに位置情報を使用する人が多いですが、実は投稿せずフィードの写真を眺めているだけでも位置情報は稼働しています。
位置情報をOFFにするにはスマホの設定から行いましょう。
インスタグラムアプリの「位置情報」の項目をタップします。
「位置情報の利用を許可」を「しない」にすれば設定完了です。
画面の輝度を下げる
あなたはスマホの画面をどれくらい明るくしているでしょうか?スマホ画面の輝度が明るいと、その分電池の減りが早いことを覚えておきましょう。
昼間やライトの下なら輝度は半分以下、夜道やベッドなどの暗い場所では最低輝度まで下げてしまっても良いでしょう。
輝度を下げると節電できるだけでなく、画面からの刺激を減らして目にも優しくなるのでおすすめです。
節電アプリを使う
スマホの消費電力を削減する節電アプリもたくさん登場してきました。節電アプリを入れておくことで、スマホが自動で節電モードをキープしてくれるので便利です。
ダウンロード数が多く評価も高いので「節電バッテリーマニア」。それくらい節電できたかが見れるのもいいですね。
ゲームアプリのように楽しみたい人は「擬人バッテリー」をおすすめ。執事のように擬人化したあなたのバッテリーが、節電しつつサポートしてくれますよ。
ただ節電アプリには粗悪なものがあったり、節電アプリ自体の消費電力が大きなものがあったり、稼働中は読み込みが遅くなったりなどデメリットもあります!
様々な節電アプリを試してみて、自分に合ったアプリを見つけてみてください。
使わないアプリを削除する
気分でインストールしたけど、結局使わないアプリがスマホの中に眠っていませんか?そんなアプリは思い切って削除してしまいましょう。
ほとんどのアプリには通知設定がついているので、通知をONにしたままだと開かない通知ばかりが届いて電力を消費します。
またアプリを開いていなくても、そのアプリは「待機モード」になっていて常時電力を使っているのも注意したいポイント。
アプリが多いとスマホの容量も電池も食い潰していきます。「もう使わないなら削除」が賢い選択です。
スマホのバッテリーを換える
バッテリーは充電して繰り返し使えるといっても、やっぱり消耗品。数ヶ月、数年使っているうちにバッテリー自体が劣化するものです。
バッテリーが劣化すると電池の減りが早くなり、フル充電で朝出かけていっても、15時頃には残量10%を切ることもしばしば…。
バッテリーの減りが早くて不便に感じるなら、スマホのバッテリー自体を換えてしまえばOK!
携帯ショップや電気屋さんなどで2000円〜5000円ほどで換えてくれるので、高性能充電器を買うよりもコスパが高いですよ。
インスタライブのデータ通信量はどれくらい?
電池とは別に、インスタライブ使用中のデータ通信量、すなわち消費ギガ数も気になりますよね。
データ通信量も快適にスマホを使うための重要な要素なので、合わせて解説しましょう。
デフォルト設定では3時間で1GB
デフォルト設定のデータ通信量のままインスタライブを配信・視聴すると、10分で約55MB、1時間で約330MB消費します。
配信・視聴どちらでも3時間で1GB消費してしまうという計算です。
配信時よりも視聴時の方が動画の読み込み等の工数がかかるため、若干通信量が増えるでしょう。
データ通信量を節約する方法
電池の節約方法とデータ通信量の節約方法は異なります。データ通信量を節約するには、次のどちらかが有効です。
- Wi-Fiに接続して使用する
- 設定からデータ通信量を軽減する
Wi-Fiに接続していればスマホのギガ数を消費することがないので、安心・快適で一番おすすめです。
もしWi-Fiが家にない人や外出先でインスタライブを使いたい人は、次の設定を行いましょう。
インスタアプリで自分のプロフィール画面から設定画面に移動しましょう。
続いてアカウントの項目をタップ。
さらに「モバイルデータの使用」へ進みます。
「データ使用量を削減」をONにすれば設定完了です!
読み込みに時間がかかるようになるので少し重くなりますが、ギガ数は節約できるので、月末でピンチというときに設定を変えてみてください。
節電・節ギガで安心しながらインスタライブ!
電池を節約する節電方法、そしてデータ通信量を節約する節ギガ方法を知っておけば、バッテリー残量やギガ残量を気にすることが減ります。
心配せずにインスタライブの配信・視聴ができますし、急な災害時も安心。ぜひ節約方法を覚えておき、いざというときに役立てましょう!