ラインライブでは、配信者と視聴者がリアルタイムで交流でき、お互いに楽しい時間を過ごせます。YouTubeなどの前もって撮影した動画より、ライブ配信の方が好きな人も多いでしょう。
しかし、ずっとラインライブを利用していると通信料が気になりませんか?知らないうちにどんどん通信料がかさばり、最終的には支払えず「パケ死」してしまうことも…。
そこで今回は、ラインライブの消費ギガ数やパケ死回避方法をご紹介します。
ラインライブ利用時の通信量(消費ギガ数)はどれくらい?
ラインライブを配信または視聴しているときにLTEや4Gに接続すると、通信量が関わってきます。
一般的には、スマホを契約した会社のプランにより違いがありますが、ギガ数の上限は3GBや9GBなどと定められています。
これは契約した会社の回線(4GやLTE)へ接続した時に消費される、月間の通信量のことです。
自分でライブ配信を行うときの通信量ってかなりかかっていそうですよね。しかし配信しているときよりも視聴しているときの方が通信量が多くなっているのです。
ラインライブの通信量の多さ
配信時 < 視聴時
まずはそれぞれにかかる1時間ごとの通信量の目安を覚えていきましょう。
ライブ配信時の通信量
実際の1時間あたりの通信量は次を目安にしましょう。
標準画質(360p〜480p):380MB/時間
高画質(720p):800MB/時間
例えば、自分のスマホ契約が9GBの場合、月に11時間とちょっとは高画質でのライブ配信ができます。
しかし実際には、ライブ配信以外にも動画視聴やSNSの利用、インターネットで調べ物などしているため、ライブ配信に割ける通信量はもっと少なくなるでしょう。
プロのライバーになって有名になりたい人は、できれば毎日1時間はライブ配信するのが理想的であるため、通信量の制限があるのは障害になりそうです。
カメラを使うから通信量が増える?
通信量がかかる本当の原因は、「カメラで撮影した大容量のものを、その場で(リアルタイムで)ネットを通して配信しているから」です。
ライブ配信でこれほどの通信量がかかる理由として、「カメラを使っているから」と考える人もいますが、これは間違いです。
ただ、スマホのカメラを使うだけならインターネット接続は不要です。配信せずに写真や動画を撮影するだけではギガ数は減りません。
ライブ視聴時の通信量
意外なことに、ライブ配信をしているときよりも、誰かの配信を視聴しているときの方が通信量がかかります。
標準画質(360p〜480p):500MB/時間
高画質(720p):1GB/時間
スマホのギガ数が9GBしかない場合、高画質で見たら月に9時間、標準画質でも月に18時間しか視聴できません。
ラインライブを使っている人なら、自分でライブ配信をしているよりも、好きな配信者のライブを視聴している時間の方が長くなりがちですよね。
他にもインターネットを利用することが多いことを考慮すると、残りのギガ数的に実際に速度制限がかからずに視聴できる時間はもっと少なくなるでしょう。
ラインライブをたっぷり見たいという人にとっては、かなりの制限となりそうです。
常時動画を読み込むから通信量が増える
実はスマホを利用していて一番通信量がかかるのが「動画の読み込み」というスマホの動作です。
ライブ配信はリアルタイムであるため、常時動画を読み込んでいる状態なので、ここまで通信量がかかってしまいます。
ライブ配信の他に、YouTubeや映画・ドラマなどの視聴、動画広告の再生なども同様に多くのギガ数を消費していることになります。
ラインライブのパケット通信量に注意すべき理由
ライブ配信アプリを利用中に何の対策もしないと、ものすごい勢いでギガ数が減り、パケ死してしまいます。
パケ死とは
以前は「通信料が膨大で支払い困難になること」の意味で、現在は「ギガ数をすべて使い切ってインターネット接続しにくくなった」という意味で使われている言葉。
契約内容によりますが、先ほどご紹介したギガ数を全部消費したあとは、だいたい次のような状況になります。
- 新たにギガ数を追加購入するまでインターネット接続時の速度制限がかかる
- 自動でギガ数が追加され、その分の追加の通信料金が発生する
ラインライブに限らず、ライブ配信アプリは常時インターネットと接続しているため、パケット通信量が膨大になりがち。
いざパケ死してしまうと、次の月にギガ数が回復するまで、まともにネットサーフィンもできないので不便です。
不便を我慢するか、お金をかけるかのどちらか。どちらにせよ、携帯キャリア会社以外は喜ばしくない状況ですね。
だからこそ、ラインライブを利用中には通信量に注意しましょう。
ラインライブでパケ死を回避!通信量の節約方法
新たにギガ数を購入する場合、1GB1000円くらいするのが相場です。お財布にも優しくありません。
そこで、ラインライブ視聴中にパケ死するのを防ぐにはどうすれば良いのか、実際に節約方法を解説します。
ベストな通信量の節約方法はWi-Fi
まず、最大の解決策としてWi-Fiに接続するという方法をご提案します。
ライブ配信・視聴ともに、Wi-Fiに接続した状態であれば消費ギガ数はゼロ!月に何時間配信・視聴しても1MBも減らないので、かなり便利です。
最近では、一家に1つはWi-Fiが備わっていたり、外出先でも用意されていたりと便利になってきているため、Wi-Fiに接続するのが一番簡単で確実な解決策とも言えます。
しかし中には、家にWi-Fiは引いてないし、ラインライブを見るためだけに毎回Wi-Fiがあるところまで外出するのは大変だという方は次の方法を試してみてください。
ライブ配信時の消費ギガ節約
ラインライブで配信をする人は、ギガ数の消費を節約するために、動画配信ではなくラジオ配信を利用することをおすすめします。
常にネットワークを介して動画をアップロードし続けていると通信量が多くなるのは、動画の容量が大きいためです。それを抑える直接的な方法になります。
こちらはライブ配信の準備画面。上部にマイクのボタンがあるため、そこをタップしましょう。
次に、ラジオ配信中に表示されるカバー画像を選びます。設定したら右上にある「保存」をタップしましょう。
このような画面になったら、ラジオ配信の準備完了です!そのままライブ配信を開始できます。
ラジオ配信なら動画を送る必要がないため、その分消費される通信量を節約できるでしょう。
音声だけだとバリエーションが少ないと感じるかもしれませんが、ラインライブには音声だけで配信している人も意外と多いです。
カラオケ機能も付いているため、「ラジオ配信だからつまらない」なんて心配になる必要はありませんよ。
ライブ視聴時の消費ギガ数を節約する方法
ライブ視聴中に通信量を節約するため、ラインライブでは「データ節約モード」が搭載されています。このモードを利用すれば、視聴中の消費ギガ数を90%以上節約できるのです。
データ節約モードへの設定方法を解説します。
まずラインライブを開いたら、右下の人のマークから自分のアカウント情報に移動します。
続いて、右上の歯車マークから設定画面に移動しましょう。
設定画面の中に「動画の再生画質」とあるので、そこをタップします。
すると動画の画質が選べるように。高画質なほど通信量も大きくなるので、ここでは「データ節約」に設定しましょう。
上記の設定をした上でライブ配信に入ってみると、動画だった画面が画像になりました。
データ節約の仕組みとしては、今まで動画で表示されていたものを静止画にすることで、膨大な通信量を90%以上削減するようになっています。
画面が静止画になる一方で、音声はリアルタイムで配信され、実質ラジオのような感覚で視聴することになります。
ライブ視聴時の動画読み込みはかなり通信量を使用していたので、この仕組みのおかげでWi-Fiがない状況でも安心してライブ配信を楽しめるのです!
また、コメントやハートなど、その他の基本的な機能は変わりません。動画を低画質にするより快適にライブ配信が見れるので、データ節約モードを利用しましょう!
ラインライブ視聴中にはこの設定はできないため、前もって設定画面からデータ節約モードに切り替えるようにしておきましょう。
逆に設定したままだと、動画で見たい配信もラジオになるため、設定画面に行って動画モードに切り替える必要があり、少々面倒なのが欠点。
それでも90%の通信量削減というのは、大きなメリットではないでしょうか。
ラインライブは通信量を節約しながら楽しむべし!
通信量を気にしながらだと、楽しめるはずの配信も楽しめないですよね。いざギガ数がゼロになって速度制限がかかったら、まともにラインライブアプリも開けずストレスです。
しかし、通信量を節約する方法を知っていれば、そんな不安もなくなります。
ラジオ配信・ラジオ視聴で通信量を節約しても、十分ラインライブを楽しめるので試してみる価値ありです!
ラインライブをWi-Fi以外の環境で使用するときに備えて、通信量を節約する方法を覚えておきましょう!