ツイキャスでライブ配信を見ていると、ただパフォーマンスをするだけでなく、様々な企画をしてリスナー(視聴者)を楽しませているキャス主(配信者)がいます。
ただ、何か面白い企画をするのにもお金がかかることってありますよね。ツイキャスで配信して投げ銭をもらうのも資金を集める方法の1つですが、実はもっと便利な機能があるのです!
それの機能は「キートス」。今回は企画を立てて支援金を集められるキートス機能について詳しくご紹介しましょう!
ツイキャスの機能「キートス」とは
ツイキャスの基本的な仕組みとして、ライブ配信でリスナーからギフトをプレゼントされる(投げ銭される)ことでキャス主は収入を得ることができます。
キートスのツイキャスの投げ銭機能の1つなのですが、実は自分がライブ配信中でなくても、企画を立てておけばリスナーが自由に投げ銭していってくれる「募金箱」のようなものです。
キートスの仕組みと目的
キートスの仕組みはとても簡単。
- キャス主がキートスで企画を立て、目標金額を設定する
- リスナーがその企画を応援したいと思ったら支援金を投げ銭する
- キャス主は受け取った支援金を元に、企画を実行する
キートスはリスナーがいわゆるスポンサーになり、キャス主の企画を応援するためのちょっと変わった仕組み。
キャス主はリスナーのバックアップで支えられながら企画を達成でき、リスナーとキャス主が新たな体験を通してより親密なつながりを持つことができるのです。
「キートス」の意味は「ありがとう」
実は「キートス」という言葉はフィンランド語で「ありがとう」の意味。
ツイキャスを作ったモイ株式会社の代表取締役は、フィンランドに行った際に挨拶で使われる「モイ」という言葉に感銘を受けて会社にその名前をつけたという話は有名です。
今回は「支援してくれてありがとう」「楽しませてくれてありがとう」という様々な気持ちを込めて、このスポンサー機能に「キートス」という言葉がつけられています。
【配信者】キートスのやり方
続いて、配信者がキートスで企画を立てて支援金を集めるやり方を解説します。
キートスの設定手順
キートスを設定するために、まずはスマホの配信専用アプリ「ツイキャス・ライブ」を開きます。
アプリを開いたらログインできているか確認しましょう。
続いて下のボタンから「マイページ」に移動します。
キートスの企画は「コミュ」の中に投稿する形です。「コミュ」を開いたら、緑色の「新規投稿」のボタンをタップ。
次に投稿のトピックで「キートス」を選びます。画面に表示される項目を埋めていきましょう。項目は次の通りです。
- 企画の内容(一行目がタイトルになります)
- 企画の画像や動画(あれば)
- 種類(オールイン/オールオアナッシング)
- 目標金額(1000円〜100,000円)
- リターン内容(支援者へのお返し)
キートスの種類について
キートスには「オールイン」と「オールオアナッシング」の2種類があり、自由に選択できます。
オールイン:期間中に目標金額を達成しなくても、集まった支援金がキャス主の手元に入る
オールオアナッシング:期間中に目標金額を達成しなかったら、集まった支援金は支援者へ返金される
オールインの場合、目標より少ない金額でも慎ましやかに企画を実行することが可能。
ただし「目標達成できなかったので中止します」では、支援した人のお金を持ち逃げしたのと同じ行為。どんな結果になろうと、企画を実行する気力がなければいけません。
逆にオールオアナッシングの場合、目標達成できない=企画を実行できない、または自腹で実行することになります。ただ、支援者にはお金が返金されるため、あまり悪いイメージは無いようです。
「リターン」とは?
リターンとは、キートスに支援してくれた人に対するお返しのこと。3段階でリターンを設定することができ、例えば
支援金額500円→お礼メッセージ
支援金額1000円→リアルイベントの握手券
支援金額1,500円→サイン本と写真プレゼント
など、企画に合わせたリターンを用意することで、支援者を喜ばせることができます。
キートスって支援者にとっては「投資」と同じなので、やはりリターンがあると得をした気持ちになりますし、何よりキャス主と支援者との濃い繋がりも生まれますよね。
キートスには利用条件と審査がある
お金を集めたいときには便利なキートスですが、ツイキャスを始めたての初心者は利用できません。なぜなら、次のような利用条件があるからです。
キートスができるようになるには、累計視聴時間が300時間を超える必要があります。
あくまで「リスナーに視聴」された時間であり、「ライブ配信した時間」ではないので注意!
この条件をクリアするために、毎日コツコツライブ配信を続ける必要があるでしょう。ただ、ライブ配信を習慣にしている人であれば難なくクリアできる条件だとも言えますね。
また、キートスで実際にお金を集めるには審査もあります。「厳しい」と言われているキートスの審査ですが、合格するためのポイントは次の3つ。
- 企画の内容が“きちんと”していること
- もらった支援金の用途が明確であること
- 公序良俗に反しない企画であること
「企画の内容が“きちんと”していること」については曖昧なのですが、例えば私利私欲のための企画や、キャス主しか得をしないような企画はNG。
リスナーを楽しませたり、社会貢献の意味があったり、企画自体がコンテンツになるようなものが審査をパスしやすいようです。
キートスにかかる手数料
キートスで受け取った支援金を受け取るには、キートスを使った「手数料」と、銀行にお金を振り込むための「決済手数料」がかかります。
オールインの手数料:手数料13%+決済手数料4.5%
オールオアナッシングの手数料:手数料5.5%+決済手数料4.5%(達成しなかった場合は手数料なし)
最低でも10%、最高で17.5%が集まった金額から差し引かれるということなので、支援金すべてを丸々受け取れるわけではありません。
その点を考慮して、キートスの目標金額を設定するときには10%〜17.5%ほど高めに設定するという手もあります。
【視聴者】キートスの投げ方、支援方法
ツイキャスの視聴者であれば、自分が好きなキャス主を全力で応援したい人もいるでしょう。または、その企画が面白そうだから参加してみたいという場合もありますよね。
そこで、視聴者がキートスで支援する方法を解説します。
キートス一覧をチェック
まずはそのリスナーがどんな企画を立てているのか、キートス一覧をチェックしていきましょう。
まずはツイキャスの配信画面やサポーター画面から、そのキャス主のプロフィールを開きます。
続いて「コミュ」をタップして開きましょう。すると、ライブ予告やキートスなどの投稿がたくさん並んでいます。気になる企画があったらタップして開きましょう。
続いて企画の内容をよく読みましょう。特に重要なのが次の2つ。
- オールインかオールオアナッシングなのか?
- リターンには何があるのか?
企画の内容や支援金の使い道などを読み、納得したら「支援する」をタップして進みましょう。
次に支援する金額の入力です。上には金額のボタンが並んでいますが、自分で自由に金額を設定することも可能です。金額を決めたら「支援する」をタップしましょう。
キートスで支援するとき、自分の名前を公開することもできますが、匿名での支援も可能です!きちんとリターンも受け取れます。
「あしながおじさん」になったつもりで楽しめるかも?
ツイキャスで支払い方法の設定をしていない人は、次にクレジットカード情報を入力する画面が出てきます。ここも必要項目を埋めて「支援する」ボタンをタップすれば完了です!
クレジットカード以外の支払い方法は無し
キートスで投げ銭をするとき、後払いや口座振込を希望する人もいるかもしれません。しかし、ツイキャスではクレジットカードしか対応していないのが現状です。
クレジットカードを作るのが難しい人やあまり使いたくないという人は、支払いと同時に口座からお金が引き落とされるデビットカードを使うという方法がおすすめ。
この入力画面はデビットカードにも対応しているので検討してみてくださいね。
キートスの企画案はツイキャス主「コレコレ」を参考に!
今はまだキートスのアイデアが思い浮かばない人も多いでしょう。
そんなときはすでに企画されているアイデアを参考にしてみましょう!特に人気のキャス主、コレコレさんのアイデアが面白いと言われています。
- 人間ドックを受けに行く
- 配信者を集めてボクシング対決
- リアルで会う「リア凸」
- ペヤングの激辛焼きそばを食べる
などなど、面白そうな企画から「そんなことも?」という企画までやっているようです。
キートスをするときの注意点
有名なキャス主なら「温泉に」「飲食代に」というキートスでも支援してくれる人がいます。
しかし知名度の低い初心者では、自己中心的なキートスはおすすめできません。企画を実行せずお金を持ち逃げするのもNGです。
キートスで重要なのは、誠実であること。
きちんと支援者と向き合って、支援されるようなキートスを企画しましょう。
ツイキャスでキートスを企画して新たな体験をしてみよう!
キートス機能を使えば、自分のライブ配信をパワーアップさせることだってできます。
ぜひ自分なりの面白い企画を立ててみて、支援者と繋がり、ツイキャスを通して新たな体験を獲得してみてくださいね!