ツイキャスで視聴・配信しようと思ったとき、画面に「403エラー」または「403 Forbidden」と表示されてツイキャスを開けなかったという経験はありませんか?
こうしたエラーが出ると画面にエラーの文章以外何も表示されなくなるので、何をどうしていいかわからず焦ってしまう人もいるかもしれません。
そこで本記事では、ツイキャスで出てくる403エラーとその他のエラーコードの意味や原因、そして対処法について解説します。
ツイキャスの「403エラー(Forbidden)」とは?
ツイキャスにアクセスしようと思ったとき、画面に次のような文章が出てきて接続できなかったという経験はありませんか?
こちらは「403エラー」と呼ばれるもので、3桁の数字と一緒にあまり聞きなれない英単語も表示されます。
「Forbidden」は直訳すると「禁止された」という意味になり、403エラーはすなわち「アクセス禁止のエラー」ということになります。
「アクセス禁止」と何やら不安になりそうなエラーですよね。しかしこれは、あなたがツイキャスからブロックされたというわけではないので心配は無用です。
エラーに対処すればちゃんとツイキャスにアクセスでき、普通に配信や視聴ができます。
では403エラーは何が原因なのか?その実態を見ていきましょう。
403エラーが出る原因
403エラーが出る理由はサーバー側、つまりツイキャスの運営側に原因があることがほとんどです。
ユーザー側の原因として挙げられるのは、サーバー側の制限や設定に引っかかっているということが多いでしょう。
それでは、403エラーの具体的な原因を4つ解説します。
アクセス権限を持っていない
「アクセス禁止」のエラーでアクセスできないということは、あなたがそのサイトへのアクセス権限を持っていないということになります。
ただ、ツイキャスは特定のユーザー(サーバー)に対してアクセス禁止をすることはありません。
ツイキャスに関していえば、アクセス権限がないことが403エラーの原因にはならないでしょう。
ただ、他のWebサイトでは原因の1つになる可能性があります。
大量のアクセスがあり制限がかかっている
ツイキャスのサーバーに大量のアクセスが集まることで、アクセス制限がかかることもあります。
ツイキャスのユーザーが増える時間帯は20時〜24時頃です。
この時間になると大量のアクセスが集まりサーバーが重くなって、動作が遅くなるトラブルが発生しやすくなるため、その軽減のために制限をかけるんですね。
上記時間以外でも、DOS攻撃(大量にアクセスを集中させてサーバーをダウンさせるサーバー攻撃)でサーバーが落ちるのを防ぐため、アクセス制限をかけることもあります。
サーバーがダウンしている
ツイキャスのサーバーがダウンしている状態でアクセスしようとすると、403エラーになることも多いです。
サーバーダウンの原因は以下の3つが考えられます。
- 大量のアクセスが集中して一時的にダウンしている
- 運営側が契約しているサーバーやドメインが期限切れになっている
- サーバーメンテナンス中
サーバーがダウンしている間は、PC・スマホどちらを使ってもアクセスできません。
WAFに引っかかっている
「WAF」とは「Web Application Firewall」という、外部からの不正アクセスからアプリケーションを守るための強力なファイアーウォールのこと。
あなたが使用している端末やブラウザから不正アクセスを検出すると、ツイキャスにアクセスできなくなります。
ただ意図的に不正アクセスしようとしているわけではないため、前に開いたキャッシュから検出されていることが考えられます。こちらもしっかり対処できるのでご安心ください!
キャッシュとは?
ブラウザは過去にアクセスしたサイトの情報を記録しており、それが「キャッシュ」です。
ローディング時間を短くしたり、IDとパスワードの入力を端折ってすぐにログインできたりするのはキャッシュのおかげ。
しかしキャッシュが溜まると動作が重くなるなどの不具合も出やすいです。
Google Chromeで403エラーが出やすい?
ツイキャスを利用する人はスマホアプリから使う人も多いですが、中にはPCやスマホのブラウザから開く人もいるでしょう。
ブラウザの中でも、特にGoogle Chromeで開くと403エラーが出やすいようです。
Google Chromeはユーザーの利便性を上げるためにキャッシュが残りやすい、という特徴があります。それにより、403エラーになる可能性も高くなるんですね。
ツイキャスをブラウザで視聴するとき、再生画面に「error loading media」と表示されることがあります。
これは403エラーとはまた違うエラーで、Flash Playerの設定が必要です。
意図的に403エラーにすることはできる?
サーバー側(ツイキャス運営側)がアクセス制限やWAF設定をすることで、意図的に特定の要素を含んだユーザーを403エラーにすることが可能です。
しかしそれはあくまでツイキャス運営側ができる設定であるため、一般ユーザーが意図的に403エラーに設定することはできません。
もし自分のキャス配信にアクセスして欲しくないユーザーがいたらブロック機能を使いましょう。
ツイキャスの403エラーへの対処法
ツイキャスで403エラーが出るときは、アクセス制限かサーバーのダウンのどちらかが原因になっていることが多いです。
ただしユーザー側からはどちらが原因になっているかわからないため、次の対処法を試してみてください。
時間を置いてからアクセスする
アクセスの集中により一時的にアクセス制限を受けている場合、時間を置いて再度アクセスすることでいつの間にか403エラーが直っていた、ということがよくあります。
数十分で直ることもあれば、ピーク時間を過ぎないと直らないこともあるので、30分〜1時間置きくらいにアクセスして確認すると良いでしょう。
キャッシュを削除する
ブラウザのキャッシュを削除(キャッシュクリア)することで、403エラーが直ることもあります。
キャッシュクリアすることでSNSなどにログインするためにIDとパスワードを再入力する必要がありますが、端末の安全性を保持できるので定期的に削除しておくのをおすすめします。
他のブラウザを使う
キャッシュはブラウザごとに溜まるため、いつもと違うブラウザを使うことで403エラーを出さずにツイキャスにアクセスできることもあります。
例えば、いつもGoogle Chromeを使っているなら、Internet ExplorerやFirefoxに変えてみましょう。スマホならsafariも便利です。
複数のブラウザを使える状態にしておくと何かと便利ですよ。
XspiltまたはOBS Studioを使う
ツイキャス配信をしたいのに403エラーでアクセスできないときは、XsplitやOBS Studioなどの外部配信ツールを使うことでエラーを出さずに配信可能です。
ただし事前に設定が必要な場合もあるので、各配信ツールのWebサイトから使い方を確認しておきましょう。
ツイキャス管理者に問い合わせる
403エラーにユーザー側が対処するには限界があります。そこで、上記の方法を試してもツイキャスを開けない場合は管理者に直接問い合わせましょう。
ツイキャスのお問い合わせはこちらのページからできますよ。もしお問い合わせページも403エラーで表示されない場合、ツイキャス公式TwitterのDMから問い合わせると良いでしょう。
ツイキャスでもよく出る他のエラーコードと解決方法
エラーコードは403エラーの他にもあります。ツイキャスでもよく出るエラーコードとその解決方法も合わせて把握しておくと、いざというときに焦らず対処できますよ。
エラーコード401
「401 Unauthorized」と出てきたら認証エラーです。ログインの際にIDかパスワードが間違っていたら401エラーになります。
また他のWebサイトでは閲覧権限が無いときにも401エラーと表示されることがあります。
エラーコード404
「404 Not Found」は誰でも一度は見たことがあるエラーでしょう。これは指定されたURLが存在しないときに表示されるエラーです。
ツイキャスの配信ルームにはそれぞれURLが付与されていますが、何らかの理由で削除された配信ルームのURLにアクセスすると404エラーが出てくることがあります。
エラーコード406
「406 Not Acceptable」は滅多に出てこないエラーですが、サイトのヘッダーに受理できない内容が含まれているときに出てきます。
ツイキャスが大幅なリニューアルをしたときなどに、一時的に表示されることがあるかもしれません。
エラーコード408
408はタイムアウト、つまり接続時間が長過ぎて、サーバーで決められた通信時間を超えたときに408エラーに切り替わります。
画面がずっとロード中になっているのを数十分放置したときはもちろん、ずっと同じ画面を開きっぱなしにしているときもタイムアウトになります。
ツイキャスでエラーが出たら慌てず対処しよう
ツイキャスを開こうとしたのに、3桁の数字や聞きなれない英単語が出てきたら焦ってしまいますよね。
しかしそれがエラーコードであること、そして原因や対処法を知っていれば、慌てず対処できます。ぜひエラーコードと対処法を覚えておきましょう!